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46歳で退職してみる

色々あって、20年以上勤めた会社を辞める。 転職先も、宝くじが当たったわけでも、油田が掘れたわけでも、ない。 無謀な話だが、なんとか生きていく。 その様子を、書いておくためのブログ。

日本一社員がしあわせな会社のヘンなきまり(山田 昭男)

 

本当に世の中にこんな会社があるんだ。
と、当時は自分の会社をどうにか出来ないかと考えたなぁ~(遠い目)

会社に務めたことがある方なら必ず言われるだろう『ホウレンソウ』(報告・連絡・相談)を、この本(会社)では全否定しています。

他にも、普通の会社では考えられないことのオンパレード
『残業禁止』
『休日数日本一』
『守衛も警備も不要』
『全員正社員』
『ノルマなし』
『成果主義?なにそれ?』
『社長の許可は必要なし、社員が勝手にやって良し』
『どんな提案でも紙に書いて出せば、即決500円』


筆者の基本的な商売の考え方は『差別化すれば物は売れる』というもの。

だから、他の会社と同じようなことをしていたって儲からない。
その差別化をする為には、社長はバカだから考えたってダメだから、社員に考えさせる。

社員に考えさせる為には、社員が幸せにならないといけない。
だから、餅を配ってモチベーションを上げて、休日をたっぷりあげて、残業なんてさせない。

そして、社員が考えたことに社長が意見を言っていたら、提案してこなくなるから、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)は不要。



本を読んで頂けるとわかるのですが、この会社の社員の方々は、常に考えることとあらゆること(時間と物)を無駄にしないことを求められますが、その分の報酬と時間を与えられています。

普通の会社なら、いかに社員を管理するかを考えますが、この会社は、いかに社員のやる気を上げるかを考えています。それも真剣に。

真剣にやる気を上げることに取り組んでいますから、社員の方々も真剣に会社に貢献できるように努力を惜しまないのでしょうね。

あ、でも、厳しいことも書いてあって。
『失敗は100回しても許す、でも同じ失敗は許さん』
こういうとこは、すげえキッチリされています。



この本の著者の別ので、社員の方々の声がメインの本もありまして、そちらはそちらでシビアなことが書いてあって面白かったと思います。(いつか紹介できれば)


何しろこの本は、自分に多大な影響を与えた本で、このブログを今後書いていくのにも参考になることが書いてありますので、手放さずに今後も読み返すことになるでしょう。

残念ながら、筆者である山田氏は永眠されており、新聞にその記事が出ていた時は、トイレでがっくりしました。



こんな本のことも書いてます。
>減速して自由に生きる ダウンシフターズ(髙坂 勝)
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