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46歳で退職してみる

色々あって、20年以上勤めた会社を辞める。 転職先も、宝くじが当たったわけでも、油田が掘れたわけでも、ない。 無謀な話だが、なんとか生きていく。 その様子を、書いておくためのブログ。

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世の中の厳しさに触れてみる

さて、社員のもう一人(女性)に、退職の話をしたら…泣かれました。
想像はしてましたが、やっぱり心苦しいやね。
『自分も辞めようかな』
なんて言われたら、上司冥利に尽きるのかもしれないが、辛くもある。
ただ、現状を考えると、辞めることを勧めはしないが止めもしない。
数時間かけて話して、なんとか前向きな気持ちになってもらう。

次の日、昔、自分の現場でバイトで働いてくれていた人に頼んで
彼の会社の社長さんとお昼の会食をすることにしていたので、出かける。
その会社は、人材紹介業をやっていて、話を聞いて面白いと感じる。
んで、今の会社の人材不足と絡ませると、仕事になるんじゃないか?と
考えたのが、会食に至る理由となる。

しかし、社長さんと会って、どんな話になるか、自分でもよくわから
なかったが、自分からお願いしている話なので、とにかく話さないと
いけない。
とりあえず、今回の会食に至った理由と目的として、退職することに
なって、人材関係の仕事をやってみようかと思うけど、その業界の方に
現状どうなのか聞いていたいということと、今いる業種への人材紹介は
可能なのか?という内容で話を切り出してみた。

その社長さんが45歳で会社を起こして6年経つそうで、それまでは大手
人材会社に勤めていたとのこと。
いくつか、どんな形なら仕事として成り立つのかと、人材派遣と人材紹介
の違い、お互いの利点と難点をレクチャーしてもらい、さらには具体的に
起業に必要なことの話もしてしてくれた。本当に感謝。

話した感想としては、やはり世の中甘くなさそうだ、と感じた。
『どういう形にしても大変ですよと』言われたら、そう感じる。
しかし、以前の自分なら、この話を聞いただけでへこたれていて
たぶん、退職届を出したことを後悔していたと思う。
ただ、もう後戻りはできないのだからと考えると、どうする?って
考えるほうが楽しいし、そう考えられるようになりつつある。

それに、その社長さんとの会食で、面白いこともあった。
・45歳で会社を起こされたこと(オレは46歳だけど!)
・社長さんの先輩が、今の会社の取引先の人(偶然!)
・会社起こすとき、半年かかった(半年考えれる!)
・でも、6年潰れずに会社が続いている(やり方しだい?)
なかでも、最後に社長さんが『これから半年、楽しんでくださいね!』と
言ってくれたことが、なんだか励みになった。

話を聞いて考えてみるが、別に人材紹介業をやると決めたわけではない
ので、選択肢の一つとして考えてみる。
思うのは、ダウンシフトして生きていくのも選択肢の中にあるので
LOWコストLOWリターンな仕事を考えてみるのも良いかもしれない。
大儲けはできないけど、潰れないような会社経営。
てか、そうなると個人事業とかになるのかな?

正直なところ、まだなんだかフワフワした感覚で、自分が会社を辞める
ことも、無職になることも、次の仕事のことも、実感が沸いてこない。
でも、会社を辞めないと、こんな感覚を味わうこともないわけだし
社長さんの言われたように、楽しむべきでしょうね。

だいたい、やることの選択肢は無限大なはず、だったらバットを
振り続けるしかないし、いつかまぐれでも、ポテンヒットが出れば良し。
このブログも、そんなバットを振ることのひとつで、これで儲けが出る
とは思っていないけど、やらないと何にもならないからね。

というわけで、また一歩進んだ!とする。
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スタッフに退職のことを話してみる


退職届が受理されたことで、スタッフに話せるようになりました。
うちの現場は、社員が3名いて、そのうち一人は相談役みたいな方で
一緒に仕事をするのは数か月ですが、その方に話してみる。

どんな反応をされるか?もしかしたらご存じかも?と思いましたが
全くの寝耳に水だったようで、かなり驚かれました。

その方も、全てを知るわけではありませんが、会社の内情をご存じなので
私の心情を話、いつか人材でこの会社に協力できればという話を、きちんと聞いてくれて、ひとこと残念だと言ってもらいました。

もう一人の社員は、その人が会社に入ってすぐの研修を1か月だけ担当しており、それから7年ほど経っており、私と仕事をするのを楽しみにして
くれてた人で、一緒に仕事をして、やっと1か月経ったばかり…。

その人には、今日言います。

そういえば、前述した相談役みたいな人がこうも言ってくれた。
『現場に迷惑とか…そんなもん君の人生の方が大事やで』
ありがたいですな。

少しずつでも、前向いて進んでいこう。

退職届を受理されてみる

痺れを切らした金曜日の朝、会社に電話をしてみる。
上司は別の現場に行っているので、その現場に電話してみる。

結論、退職が決定しました。

私  『自分の出したモノ、どうなりましたか?』
上司 『モノって?』
私  『退職届のことです。』
上司 『あれ?おまえ、社長と話したんじゃないの?』
私  『話しましたが、その話は出ませんでしたよ。』
上司 『へぇ~そうなんだ、で?』
私  『いやだから、受理されたかどうかなんですが…』
上司 『あぁ、もう受理だよ』
私  『そうですか、わかりました。』
上司 『あ~それと、出てた稟議書、あれOKだから』
私  『わかりました。』

というわけです。

もうね、笑うしかない感じです。
でも、これでスッキリして、前を向くだけになりました。
その日は、行きつけの飲み屋さんの常連で、カラオケで大騒ぎしました。

これで、また一歩前に進んだことになります。
次は、現場のスタッフに話していかないといけませんね。


痺れを切らしてみる

今日も、会社から何の連絡もなし。
アレ?俺の出した退職届は、受理されたことになってんの?
痺れを切らして、自分で聞くほうがよいのか、放っておくか。
案外、『もう受理されてるよ?』とか言われそうな気もする。


さすがに、今の現場に迷惑はかけたくないので、あとの事も、自分が
できることはやっていかないといけないんだけど、それが出来ない。

今後のこととか、計画とか、理想論とかを話すのが、一番つらい・・・。
自分は、今後どうなるか知っているけど、相手は知らずに話してるからね。
時間が経ってから言うと、もっとつらくなりそう・・・。

自分自身のことを考えてみる


京都で、収集ゴミから2300万円出てきたってニュースに出てました。
あくまでも想像ですが、持っていてはいけないお金とかですかね?
『お金にきれいも汚いもない』とか『お金には名前は書いていない』とか
言う方もいますが、こういうニュースを聞くと、身分相応ってのが
あるんじゃないの?とか考えちまいますが、妄想し過ぎ?

退職をするにあたり、やはり退職後のことは色々悩みます。
家庭を持っている身としては、養っていくだけは稼がなきゃいけないし
子どもがいない分養育費は不要ですが、老後のことは自分でなんとかせな
アカンですからね。

ただ、アレコレ考えるよりも、やってしまおうと思いました。
そのきっかけは、特に何かあるわけじゃないのですが、今まで46年間
生きてきて、人生をかけての大勝負なんてしたことのない自分が
『どうせ一度しかない人生、苦しそうでも面白そうな方を選ぼう!』と
思っちゃったんだから仕方ないですね。(説明になってない・・・)

あとは、敬愛する人の考え方を真似てみたいと思ったこと。

元ウルグアイ大統領の、ホセ・ムヒカ氏
BAR『たまにはTUKIでも眺めましょ』の髙坂 勝氏

この二人は、贅沢せずに無理せずマイペースを貫く生き方をしています。
(気になる人は、ググってみてください)
でも、ここまでスゴイ人になりたいわけではありません。

たとえば・・・
年収が1千万超えて喜ぶことより、パッと時計をみたら12:34で
それを素直に喜べる方が、幸せなんじゃない?と思うんです。

だから、今後、起業できたとしても、今の年収を超えることや
今の会社の奴らを見返してやろう!とかは、全く思っていなくて
とりあえず、路頭に迷わすに、食っていければいいや、くらいです。

きっと、そんな調子じゃ世の中生き残れないぞ!とか言われそうですね。
でも、儲けようと思っているなら、自分の場合は今の会社にしがみついて
いた方が近道だと思うんですよ。
今のままじゃ、たいして給料は上がらないかもしれませんが、うまいこと
やって役職が上がって、部長になって、取締役にでもなれば、結構な
稼ぎがあるらしいです。

でも、それにはあんまり興味もないし、面白くもない。

カッコよく言えば
おい自分!役職を上げるために、上司に気に入られるために、
仕事するの?それであと20年やっていけるの?それで面白い?
いつか死ぬ時、『はぁ~おもろい人生やったぁ~』って思える?
                       なぁ~んてね。

20年勤めた会社を辞めるわけですから、馬鹿だと思われるし
たいした能力もコネもない、46歳の起業なんて無謀でしょう。
でも、別に働きたくないわけではなくて、会社に属するのは
ちょっと当分いいやって思っているだけです。

お金はあれば嬉しいですけど、ありすぎても困るのでは?
まぁ、ありすぎて困ったことは一度もありませんが・・・。

なので、京都に2300万円捨てたのは、私じゃありません。

退職届を出して1週間経ってみる

退職届を出してから1週間が過ぎましたが・・・。
会社から何の話もなく、受理されたかどうかもワカランちん。
退職届を出した上司とは、別件でメールのやり取りをしましたが、
退職の話は無し。

社則を見てると『出してから2週間経過で、自動的に退職扱いに』
なんて書いてあるから、まぁそれでもいいのか?

困るのは、仕事をしている現場のスタッフへの対応。
いつ退職届を出したことを伝えるか・・・
会社が受理したことがハッキリすれば、あとはこちらで考えるけど
それすらハッキリしない状況で、なんだかなぁ~

たぶん、この辺りが会社と自分の方向性の違いを感じるところ。
退職する社員のことよりも、上司としての保身や他の社員への
影響とかばっかり考えているような気がする。
きっと、会社としては正しい判断なんだけど、それなら中途半端な事は
言わずに、去る者は追わず!とスッパリ言ってしまえばいいのにね。


ちなみに、退職届には6月30日希望で書いた。
普段使わない、有給休暇が20日あるはずだから、実質は6月10日に
なるはず。つーことは、あと2ヶ月切ってるんだ。

なんだか、他人事みたいで笑ってしまう。